アメリカは日本とは逆の右側通行です。交差点の信号が赤であっても、赤信号右折禁止(NO TURN ON RED)の標識がなく安全が確認できる場合は、一時停止後に右折が可能です。また、運転中は同乗者全員のシートベルト着用が義務づけられており、郡や市によってはハンズフリー通話以外の携帯電話の使用は違反ですので注意してください。


運転免許証

アイダホで車を運転するためには免許証が必要です。アイダホで免許証を取得するには、筆記試験および実技試験に合格しなければなりません。
日本の運転免許試験は原則として住民票のある自治体管轄の施設で受験しますが、道路交通法が全国統一であることから、国内のどこで受験しても試験内容は同じです。しかしアメリカでは州によって法律が異なるため、外国からの訪問者の免許取得事情も州ごとに異なります。ある州から別の州に転居した場合は転居先の州の免許に切り替える必要がありますが、すでに所持している免許証がどの州のものかによって実技試験が免除される場合があります。原則としてアイダホに転居後90日以内にアイダホ州発行の免許証に切り替えなければなりません。

免許取得までの流れは以下の通りです。

運転マニュアルで学習 → 筆記試験合格 → 仮免許証交付 → 路上練習 → 実技試験合格 → 本免許証交付

アイダホ州では14歳半〜17歳の人は教習所の指導を受ける必要がありますが、18歳以上は教習所に通う必要はなく、独学で受験準備ができます。運転マニュアル(Driver’s Handbook)は教習所やお近くの陸運局で入手できるほか、PDF版のダウンロードも可能です。

陸運局ウェブサイト内の運転マニュアル https://itd.idaho.gov/wp-content/uploads/2016/06/driver_manual.pdf

 

受験の準備が整ったら筆記試験の手続きを行います。本人出頭で必要な書類は以下の通りです。

  • 免許証申請書
  • 身分証明書 (パスポートなど)
  • アイダホ州居住を証明する書類 (公共料金請求書など)
  • 米国滞在資格を確認する書類 (グリーンカードや労働ビザなど)
  • 社会保障番号 (Social Security Number ソーシャル・セキュリティー・ナンバー)

窓口で書類確認と視力検査を済ませた後、指定された場所(パソコン)で筆記試験を受け、合格すると仮免許証が交付されます。仮免許証を取得すると、本免許証を持っている人を乗せて路上練習ができるようになります。実技試験の受験日は自分で決定し、運転し慣れた自家用車での受験が可能です。試験官リストから試験官を選んで予約を取り、受験当日は必要書類と実技試験の費用持参で指定された場所(陸運局事務所ではない場合もある)へ向かいます。試験後は試験官から渡された書類を陸運局に提出します。その際レシートと仮発行の本免許証のようなものを手渡され、正式な本免許証は後日郵送で受け取ります。

アイダホでの運転、免許証に関する情報(http://itd.idaho.gov/itddmv/)

アメリカでは運転免許証が身分証明書になります。普段の生活では酒類を買う時、レストランやバーでお酒を注文する時、銀行でお金を引き出したり小切手を換金したりする時などに必要です。2021年10月1日からは飛行機に乗る際や、国や軍の機関に出入りする際にはより厳格な身分証明書が必要となります。アイダホでは、その基準を満たす身分証明書を兼ねた運転免許証『スターカード(Star Card / Real ID)』を新たに発行してもらえます。発行手続きは既に始まっていますが、免許証を更新する際に従来のものからスターカードに切り替える場合は追加の書類が必要となるため、オンラインでは手続きができません。

スターカードに関する情報(http://itd.idaho.gov/starcard/)


車両登録と自動車保険

車を購入すると、車両登録をし、ナンバープレートを車に取り付けなければなりません。購入の際に渡される書類をお近くのアイダホ州陸運局( Idaho Department Motor Vehicle)に持参して登録の手続きを行います。また、自動車保険への加入が義務づけられています。

アイダホでの運転に関する総合情報(http://www.itd.idaho.gov/)


レンタカー

日本からアイダホに来てレンタカーを借りる場合は、アメリカに来る前に日本で国際免許証を取得しておく必要があります。レンタカー会社によっては、車を借りる際に国際免許証と日本で有効な免許証の両方の提示が求められる場合があります。

また、基本的に満25才以上でないと車を借りる事ができないようです(場所によっては25才未満でも借りられる場合があります)。また、クレジットカードのような有効な支払いの手段を持っていなければなりません。

レンタカーのプランはレンタカー会社によって異なります。走行距離にかかわらず同一料金のところもあれば、他州への旅行や、一定の走行距離を超える場合には追加料金を課すところもあります。詳細は各レンタカー会社にお問い合わせください。

レンタカーは各空港でも借りられますし、どの都市にも多くのレンタカー会社があります。日本から旅行代理店などを通じて予約することも可能です。

※最終更新日:2021/01/22