学校教育


幼稚園〜12年

アメリカの義務教育は幼稚園(kindergarten)から高校卒業までの計13年間で、K-12(K to twelve または K through twelve)と呼ばれています。普通校(公立・私立)のほかにもさまざまな選択肢があります。

  • 公立普通校(Public Schools)
    アイダホでは学区により、幼稚園を除く12年が6・3・3制または5・3・4制となっています。幼稚園は小学校に併設されています。学費は無料です。
  • 私立普通校(Private Schools)
    非営利団体または営利団体により、公立の教育システムとかかわりなく運営される学校です。多くの場合は有料です。

  • オルタナティブ・スクール(Alternative Schools)
    学力面・社会面で中退の危機にある生徒を対象にした、従来とは異なる教育方法やカリキュラムを採用している学校です。
  • チャータースクール(Charter Schools)
    税補助を受けながら従来の公的教育規制を受けない公立校です。外郭団体の協力を得て運営しています。
  • マグネットスクール(Magnet Schools)
    特殊な指導テーマ、カリキュラム、指導法を持つ公立の初等・中等学校です。芸術やSTEM(科学・技術・工学・数学)などに特化した学校、二カ国語での指導を行う学校、国際バカロレアなど特定のカリキュラムを提供する学校などがあります。
  • ホームスクール(Home Schools)
    学校に通わず、家庭で保護者等が子供を教育する方法です。
  • オンラインスクール(Online Schools)
    公立オンラインスクールの場合、パソコンやヘッドセット、教科書など必要なものは学校が貸し出し、学費は無料です。

短大・大学・大学院

アメリカの大学制度は日本と異なり、全国一斉または大学ごとの入学試験がありません。合否を決定するのは、高校在学中の成績平均値や全国統一試験の点数など、大学ごとに設けられている入学条件を満たすかどうかです。2年制・4年制の大学の出願では、以下のような書類の提出等が求められます。

・高校の成績平均値(GPA)

・SATやACT全国統一試験の点数(米国内の高校生の場合)

※SATはアメリカの高校生を対象とした英語(※米国人にとっての国語)と数学の試験。

・GRE全国統一試験の点数(大学院入学の場合)

・TOEFLまたはIELTSの点数(留学生の場合)

・英語と数学の試験(大学による)

・エッセイ

・その他(推薦状、課外活動、面接など)

奨学金制度も日本とはまったく異なります。優秀な生徒に与えられる奨学金(merit-based scholarship)や、低所得者用のグラント(grant)と呼ばれるものは、返済不要の給付型です。卒業後に返済が必要なのは学生ローンのみですが、留学生は連邦政府の学生ローンには申し込めません。

アイダホにはコミュニティーカレッジと呼ばれる2年制の大学が東西南北に1校ずつあります。2年制から4年制への編入は比較的スムーズに行えます。また、州内の大学間での転校も単位をほとんど落とすことなく可能です。

大学院の出願では、前述の大学出願に必要な条件のほか、さらに専門分野に進む目的として興味のある研究分野などが問われます。

 


学校情報リンク集

ボイシ学区(詳しくは地図で)

https://www.boiseschools.org/

メリディアン・イーグル近辺学区(詳しくは地図で)

https://www.westada.org/

アイダホ州内の大学情報

https://www.idaho.gov/education/colleges-universities/

 

アイダホ州教育省(Idaho State Department of Education)

https://www.sde.idaho.gov

 

学校給食プログラム

https://www.sde.idaho.gov/cnp/sch-mp/

 

※最終更新日:2021/03/22